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天皇陛下61歳誕生日 会見全文3/5

2021年2月23日 0:34
天皇陛下61歳誕生日 会見全文3/5

会見は、2021年2月19日、赤坂御所「日月の間」にて、感染症対策のため、初めて陛下の前にアクリル板を立てて行われました。質問は事前に提出してあった5問と、関連の3問です。約40分間の会見の全文を紹介します。3/5は、問3と問4です。

陛下は、眞子さまの結婚に様々な意見があることを認めた上で、御両親とよく話し合い、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願うと述べられました。


(問3)
秋篠宮さまの立皇嗣の礼が終わりました。陛下のご感想をお教えください。長女眞子さまは、小室圭さんとの結婚についてのお気持ちを公表した文書で「天皇皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げております」と記されました。秋篠宮さまは結婚を認める考えを示されましたが、陛下はどのようにお考えですか。お二人の結婚に関して国民の間で様々な意見があることについて、どのように捉えていらっしゃいますか。

(天皇陛下)
延期されていた立皇嗣の礼関連の主要な諸行事が滞りなく終了したことに安堵(ど)しています。その立皇嗣宣明の儀において、秋篠宮は、「皇嗣としての責務に深く思いを致し、務めを果たしてまいりたく存じます」と述べたことを心強く聞きました。

秋篠宮には、皇嗣として、その職務もますます重いものとなっていきますが、秋篠宮妃共々、身体に気を付けながら、務めを果たしていってもらいたいと思います。

眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、御両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております。


(問4)
現在、皇位継承は男性に限られていますが、長い歴史の中では女性が天皇になった事例もありました。一方、ヨーロッパの王室では近年、性別に関係なく長子を優先して継承する動きが広がっています。皇室の歴史や伝統と、世界的に進むジェンダー平等や女性の活躍推進の動きについて、陛下はどのようにお考えでしょうか。

(天皇陛下)
御質問において言及されたようなヨーロッパの王室などにおける状況はよく承知しています。しかし、昨年も申し上げたとおり、制度に関わる事項について、私から言及することは控えたいと思います。

(※会見全文4/5に続く)

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