新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の政府への延長要請を巡り、神奈川県の黒岩知事が、東京都の小池知事の対応に抗議していたなどと明らかにしたことを受け、小池知事はさきほど「普通のやり方で進めていた」と反論しました。

この問題は神奈川県の黒岩知事が７日、テレビ番組で小池都知事が黒岩知事の意向と異なる発言を千葉県の森田知事や埼玉県の大野知事に伝え、政府に対する延長要請を取りまとめようとしたことなどを明らかにしたものです。

黒岩知事「おかしいと思いますよとはっきり申し上げた。率直にモノを言い合う関係じゃないと本当の信頼関係は生まれない。小池知事も私が少し先走ったと、ごめんなさいと謝罪された」

これに対し、さきほど小池知事は次のように述べ、反論しました。

小池知事「準備段階の中でいろいろございます。その中で信義則は守っていきたい。いろいろ考え方が幅広い中で、進めていくには、例えば文章のたたき台を作るというのはよくある話でございます。事務方も含めてやりとりをしていたのが今回の普通のやり方を進めていたということ」

小池知事は「私は森田知事には直接連絡はしていない」と指摘した上で、「１都３県で幅広い意見がある中で、事務方も含めてやりとりをして、普通のやり方で進めていた」と述べ、黒岩知事の発言に不快感を示しました。