KMバイオロジクス ワクチン臨床試験開始
日本のワクチンメーカー「KMバイオロジクス」は、新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験を始めたと発表しました。
KMバイオロジクスによりますと、開発を進めている「不活化ワクチン」の初期の臨床試験を22日、国内で始めたということです。「不活化ワクチン」は、ファイザーのワクチンのような遺伝情報を使うタイプとは異なり、ウイルスの一部を、病原性をなくした上で接種するもので、インフルエンザなどのワクチンと同じタイプです。
新型コロナワクチン研究開発責任者・園田憲悟部長「(不活化ワクチンは)安全性の面でも、予期せぬ副作用が起こる可能性は低い。毎年、インフルエンザのワクチンのように、皆さんが安心して打てる、そういうワクチンにしなくてはならないと思っています」
対象は20歳以上の210人で、27日間の間隔をあけて2回、筋肉注射し、安全性と有効性を確認するということです。KMバイオロジクスは、2023年の供給を目指すとしています。