ボート転覆…自力で無人島に 救助の瞬間
これは愛知県の三河海上保安署が公開した映像です――。
海上保安庁「海上保安庁です。大丈夫?」
70代男性「寒い」
座りながらこう答えるのは70代の男性。その近くには、30代の男性も。実はこの2人、愛知県田原市の沖合で釣りをするために2人乗りのミニボートに乗っていたところ転覆し、海に投げ出されたといいます。
2人が転覆したのは「姫島」という無人島の近く。2人は救命胴衣をつけていたため、姫島まで自力で泳ぎ、海上保安庁に通報し、助けを求めたのです。
海上保安庁「自分で歩くのは無理よね?厳しい?足が痛い?」
歩くのが困難だと話す、70代の男性。そのため、かついで運ぶことに…。そして、2人は海上保安庁の巡視船に搬送され、無事に救助されました。
70代の男性は低体温症の症状がみられましたが、現在は回復して、2人ともけがはないということです。
三河海上保安署によりますと事故当時、海上では約8メートルの風が吹いていて、ボートが風や波にあおられて転覆したとみています。