タヌキが海に… “救出作戦”の一部始終
先月、宮城県塩釜市の港。釣りをしていた男性2人が見つけたのは、海を泳ぐタヌキです。
「え!タヌキじゃん!」
「対岸から泳いで来たってこと?」
しかし、近くには自力で陸にあがれるような場所はありません。
タヌキを見つけた男性は…
タヌキを見つけた男性
「なんでタヌキがこんな所を泳いでいるんだと。あの状態が長く続くと溺れちゃうんじゃないかと思って」
このままでは溺れてしまうと思った2人。
「どうするこれ?」
「助けてあげる?」
「どうやってよ?」
タヌキを救出するため使ったのは、釣りで使う「たも網」。ところが、タヌキは網から逃げてしまいます。それでも粘り強くたも網を近づけます。
網にかみついたタヌキを引き上げられると思いきや…
「噛んでくれ! 噛んでくれ!」
「いい! いい!」
「よかった… あああああああ!」
再び海へと落下。
タヌキを助けようと格闘することおよそ10分。
「噛め! いいね!」
「よし! よし! よし!」
「よいしょ!」
ようやくタヌキの救出に成功しました。
タヌキを見つけた男性
「怒って飛びかかって来ることを想定していたんですけど、むしろ感謝しているような優しいまなざしでちらっと見て去っていった」
タヌキは元気に走り去っていったということです。