緊迫映像入手…尖閣領海内で日中にらみ合い
先週、尖閣諸島沖での漁に出た沖縄・石垣市の仲間均さん。仲間さんが撮影した映像には、中国・海警局の船が平然と日本の領海に侵入する様子や、海上保安庁の巡視船と至近距離でにらみ合う様子が撮影されていた。
仲間さんが漁に出たのは今月2日。尖閣諸島の接続水域に近づくころ、海警局の船が現れた。仲間さんの船を追尾する海警局。仲間さんが尖閣諸島の日本の領海に入ると、海警局の船もそのまま領海に侵入してきた。
漁を始め、しばらくして仲間さんが顔を上げると…海警局の船は目の前に。乗組員の姿は確認できなかったものの、カメラのような機器が仲間さんらの方向に向けられていた。
そして電光掲示板には漢字で「中国固有の領土」などの表示も。海上保安庁の巡視船は、それ以上仲間さんらに近づけないよう間に割って入ると海警局の船も動きを止め“にらみ合い”に。
結局、仲間さんらが漁を終え、領海を出るまでの26時間、海警局の領海侵入は続いた。仲間さんは話す。「我々漁民が(尖閣に)行かなくなったら終わり。だから行き続ける、戦い続けることが尖閣を守る活動につながる」。