中国海警局船2隻 日本の領海侵入も…退去
沖縄県の尖閣諸島の沖合で2日正午前から日本の領海に侵入している中国海警局の船2隻は、24時間以上領海内を漂泊するなどしましたが、午後1時半過ぎに領海を退去したということです。
第十一管区海上保安本部によりますと、2日午前11時半過ぎに中国海警局に所属する船2隻が尖閣諸島の南小島の沖合で日本の領海に侵入しました。2隻は、24時間以上が経過しても領海内の航行や漂泊を続けていて、近くで漁をしている日本漁船に接近するような動きをみせたため、海上保安本部が巡視船を配備するとともに、領海から直ちに出るよう警告を行いました。その後、午後1時31分と34分にそれぞれ領海を退去したということです。
また、このほか2隻の船も領海のすぐ外側にある接続水域内を航行しているということです。中国海警局の船が領海に侵入するのは先月29日以来で、今年に入って12回目です。