中国「海警法」施行後初の領海侵入 尖閣沖
6日朝早く、沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国海警局の船2隻が日本の領海に侵入しました。中国海警局に外国の船への武器使用を認める「海警法」が施行されてから初めてです。
第十一管区海上保安本部によりますと、6日午前5時前、中国海警局に所属する船2隻が尖閣諸島の南小島の沖合で日本の領海に侵入しました。
2隻は近くで漁をしている日本漁船に接近するような動きをみせたため、海上保安本部が巡視船を配備するとともに、領海から直ちに出るよう警告を行ったということです。その後、2隻は午後1時過ぎに領海を出ました。
中国では、今月1日から中国海警局に外国の船に対する武器の使用を認める「海警法」が施行されていて、日本の領海への侵入は法の施行後初めてです。