２４日から始まった自衛隊が運営するワクチンの大規模接種センターで接種を受けた東京都世田谷区の高齢者のうち、５人に１人が区での接種予約をキャンセルしていない「二重予約」状態であることがわかりました。

世田谷区によりますと、自衛隊の大規模接種センターで２４日の初日に接種を受けた世田谷区の高齢者は８１９人で、そのうち２割強にあたる１７２人が、２５日午前１０時時点で区の接種予約をキャンセルしていなかったということです。

「二重予約」は準備されたワクチンの無駄になることから、防衛省は大規模接種センターで受ける人は必ず自治体での接種の予約を取り消すように呼びかけています。世田谷区は予約の取り消しを強制的に進めるということです。

また、２４日と２５日の２日間、足立区で１６人、江東区と北区でも数人、目黒区では６人の「二重予約」が確認されていて、目黒区はすでにキャンセルの手続きを行ったということです。