代々木公園“ライブ”やめ接種会場に 決定
東京オリンピック・パラリンピックの競技中継が見られる代々木公園のライブサイト会場について、東京都の小池知事は、オリンピック期間中は運営を取りやめ、新型コロナウイルスのワクチン接種会場として使う考えを正式に表明しました。
小池知事「ワクチンの接種ということに重きを置くということから、大会期間中のライブサイトとしては使用しないということになります」
代々木公園のライブサイト会場を巡っては、人が集まることで新型コロナの感染拡大につながるとの懸念や、会場設営のため樹木が剪定(せんてい)されたことに批判の声が上がっていました。
都は今月8日から、旧築地市場の跡地にワクチン接種会場を設置して、警察や消防職員などに接種を行いますが、東京大会で輸送拠点となることから短期間しか運営できず、2度目の接種ができない問題も生じていました。
そのため都は、代々木公園のライブサイトをオリンピック期間中は中止し、ワクチン接種会場に転用することを正式に決定しました。また、小池知事は、井の頭公園などほかの会場についても、感染状況を見ながら判断する考えを示しました。