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宮城で聖火リレー「復興五輪」の願いこめて

2021年6月21日 17:21

聖火のいまを伝える「聖火いまココっ」。岩手県から引き継がれた聖火は19日、宮城県に入りました。

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威勢のいい太鼓や笛の音とともに幕を開けた宮城県の聖火リレー初日は気仙沼市からスタート。10年前の東日本大震災で被害を受けた沿岸部を中心に聖火をつなぎました。

走者の中には津波で被災した人も多く、それぞれが「復興五輪」の願いをこめて走りました。

震災で夫を亡くした山内美代子さん「少しずつ前に進めていってるから、お父さん安心してという思いで走りました」

そして女川町でリレーを引き継いだのは。

「キャイ~ン」ではなく!聖火リレー公式アンバサダーのお笑いコンビ「サンドウィッチマン」の2人。

聖火リレー公式アンバサダー サンドウィッチマン・伊達みきおさん「きれいになった被災地をね、どんどん世界の人に、助けてくれたんでね、10年前。いまこういうふうにきれいになりましたよと」

2日目の20日は津波被害から復旧した電車や、風光明媚(めいび)な島々を、船を使って聖火リレーをつなぎました。そして、拍手で迎えられたのは地元出身の俳優・千葉雄大さん。応援にかけつけた人たちに笑顔で応えていました。

宮城県では最終日の21日、コース沿いにある幼稚園の子どもたちが手作りの旗でエールを送っていました。23日からは静岡県に聖火を引き継ぎます。