尖閣沖で今年最長 中国海警局2隻領海侵入
沖縄県の尖閣諸島の沖合で20日早朝から日本の領海に侵入している中国海警局の船2隻が、38時間以上たったいまも領海内を航行していて今年に入って最長の侵入時間を更新しました。
第十一管区海上保安本部によりますと、20日午前4時半過ぎに中国海警局に所属する船2隻が尖閣諸島の魚釣島の沖合で日本の領海に侵入しました。2隻は、38時間以上が経過しても領海内の航行を続けていて、およそ26時間だった今年4月の領海侵入時間を更新し、今年最長となっています。
また、近くで漁をしている日本漁船に接近するような動きを見せたため、海上保安本部が巡視船を配備するとともに領海から直ちに出るよう警告を行っています。