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“迷子の5歳”助けたのは小学生姉妹 「大人は誰も声かけず」

2022年8月24日 19:18
“迷子の5歳”助けたのは小学生姉妹 「大人は誰も声かけず」

小学6年生と5年生の姉妹が、迷子になっていた5歳の男の子を発見し、最終的に警察へ無事引き渡しました。人通りの多い道ですが、男の子に声をかける人はいなかったといいます。姉妹には感謝状が贈呈されました。

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23日、兵庫県にある警察署で感謝状を受け取っていたのは、小学6年生の可藤唯羽さん(かとう・ゆいは)(11)と5年生の心羽さん(ここは)(10)の姉妹です。

その理由は先月、自宅に帰る途中、一人の男の子を見かけたことでした。

可藤唯羽さん(11)と心羽さん(10)
「『お母さんいない』って、ずっと泣いていました」「車にひかれたりしたら困るから、助けてあげようと思って」

ふたりは、迷子になっていた5歳の男の子を発見。人通りの多い道ですが、男の子に声をかける人はいなかったといいます。そこで、ふたりは迷子の男の子を助けることを決めました。

近くに男の子と同じ名字の家があったことを思い出し、連れて行きましたが…

可藤唯羽さん(11)
「ここかな? と思って聞いたら『違う』って言って。『家分かるん?』と聞いたら、『分からへん』って」

ふたりは、近くのマンションにいた警察官を見つけて、男の子が迷子であることを伝え、無事引き渡しました。男の子の自宅は、ふたりが発見した場所から約200m離れた場所。母親が10分ほど自宅を離れた間に家を出て、迷子になったということです。

無事、男の子を助け帰宅したふたりは、門限の時間を少しだけ過ぎてしまいました。

唯羽さん・心羽さん姉妹の母親
「(門限を過ぎて)怒りかけたところが実は違って…よかった、怒らなくて。『いいことしたな』と、子どもたちには伝えた」

将来の夢を聞くとーー

可藤唯羽さん(11)
「私は白バイ隊員になりたい。かっこいいし、街を平和にしたいからです」