「ホワイト案件」「即日即金」 簡単・高収入を強調する求人に注意 警察庁が動画でよびかけ
「闇バイト」への応募者を実行役として使う強盗事件が相次いでいることから、警察庁はSNSで求人情報を探している人に注意を呼びかける動画を公開しました。また、どんな言葉で実行役を募集しているのか、具体的な事例も紹介しています。
警察庁によりますと、ことし8月以降、東京都や神奈川県、埼玉県、千葉県で発生した強盗事件などでは、「闇バイト」に応募した実行役が犯行に及ぶケースが相次いでいます。
25日に公開された動画では、警察庁の阿波拓洋生活安全企画課長が、「高額」「即日即金」「ホワイト案件」などの言葉を使い、楽で簡単、高収入を強調する求人や、シグナルやテレグラムなど匿名性の高いアプリに誘導して個人情報を送らせる求人などには決して応募しないよう、呼びかけています。
あわせて警察庁は、「闇バイト」で実行役の募集が行われた具体的な事例を公開しました。
「即日バイト」「高額バイト」といった言葉で検索したところ、「高額案件、タクシー業務、書類運搬、受け取り、日給5万円から」という投稿を見つけたケースや、「深夜に人を運んでください」「報酬5万円」という求人の投稿もあったということです。
また、「お金配りますよ」や「即日払いのバイトがあります」といった文言のほか、「本日稼働可能」「預けた荷物をロッカー」「20万~都内某所」「闇バイト×」などとうたった闇バイトの募集もあったとしています。