拝察発言…宮内庁長官「感染防止の徹底を」
宮内庁の西村泰彦長官は8日、定例の記者会見にのぞみ、前回の会見で、天皇陛下の懸念を「拝察」すると述べたことについて問われ、「私としては、オリンピック・パラリンピックの開催にあたって、感染防止対策の徹底をしていただきたい、そこに尽きます」と述べました。
また、天皇陛下の開会宣言の内容については、組織委員会からの案が現段階で届いておらず、「今申し上げることはありません」と述べました。
オリンピックが無観客になった場合、来日した外国要人を宮殿に招いての歓迎行事をどうするかについては、「決まってから検討する」とし、皇室の方々の競技観戦についても、「正式に願い出がきた時点で判断していくことになろうかと思う」としました。
また、この会見の中で西村長官は、6日に新型コロナウイルスの1回目のワクチンを接種した天皇陛下について、「お変わりなくお過ごしです」と、体調に変わりがないことを明かしています。