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国内初の軽症者コロナ治療薬 厚労相が承認

2021年7月19日 20:52

新型コロナウイルスの治療薬として、中外製薬の「抗体カクテル療法」について、田村厚生労働相が国内の製造販売を承認し、20日、医療機関に配送すると発表しました。国内で初めての軽症者向けの治療薬になります。

特例承認されたのは、アメリカの製薬会社リジェネロンが開発し、中外製薬が申請していた「カシリビマブ」と「イムデビマブ」の2種類の薬を同時に投与する「抗体カクテル療法」です。対象は、新型コロナの軽症から中程度の症状の患者で、海外での臨床試験では、入院していない患者およそ4500人を対象に、入院または死亡のリスクをおよそ7割低下させる結果が得られたということです。

国内で新型コロナ治療薬の承認は、4例目ですが、軽症者向けは初めてです。この薬はトランプ前大統領が感染した際に投与されたことが知られています。

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