中外製薬 コロナ治療薬製造販売の承認申請
中外製薬は、新型コロナウイルス治療薬の候補として臨床試験中の、2種類の中和抗体を組み合わせる「抗体カクテル療法」について、厚生労働省に国内での製造販売の承認を申請しました。
中外製薬が承認申請したのは、「カシリビマブ」と「イムデビマブ」と呼ばれる2種類のウイルスの働きを抑える中和抗体を同時に投与する「抗体カクテル療法」です。
中外製薬によりますと、「抗体カクテル療法」を、入院していない新型コロナ患者およそ4500人を対象に行った海外での臨床試験で、入院または死亡のリスクをおよそ70パーセント低下させる結果が得られたということです。
今年3月からは国内でも20人を対象に、安全性などをみる臨床試験も行っているということです。
変異ウイルスに対する効果も期待されていて、中外製薬は、日本での販売権を取得しています。