2回接種9割超 変異株にも「中和抗体」
横浜市立大学は、ファイザー製のワクチンを2回接種した人の血清を使った研究で、イギリス型やインド型の変異ウイルスについても9割を超える人にワクチンが働いているとする新たな研究結果を発表しました。
研究では、ファイザー製ワクチンを2回接種した日本の医療従事者105人の血清を使い、人工的に作り出した変異ウイルス別に、ウイルスの働きを抑える「中和抗体」が産生されるかどうか実験しました。
その結果、「中和抗体」が産生された人は、従来型は99パーセント、イギリス型は94パーセント、インド型は97パーセントでした。
一方で、1回目の接種後では「中和抗体」が産生された人がイギリス型で18パーセント、インド型で37パーセントにとどまったということです。