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中和抗体、1年後も97%保有~横浜市立大

2021年5月20日 14:07
中和抗体、1年後も97%保有~横浜市立大

横浜市立大学が去年4月までに新型コロナウイルスに感染した人の血液を調べたところ、およそ97%の人に1年後も感染を防ぐ役割を果たす中和抗体が残っていることがわかりました。

横浜市立大学・山中竹春教授「12か月後に関しては97%ということで、中和抗体、感染阻害に必要な量は残っている」

この研究は、横浜市立大学の山中竹春教授らが従来型のウイルスに感染してからおよそ1年を経過した250人について、中和抗体があるかどうかを調べたものです。

発表によりますと、感染から1年後に、ウイルスを攻撃し感染を防ぐ、いわゆる中和抗体が残っていた人はおよそ97%だったということです。

また、感染者の血液に人工的に作成したイギリス型などの変異ウイルスを混入して同様の研究を行ったところ、1年後に中和抗体が残っていたのは、イギリス型でおよそ84%、インド型でおよそ75%でした。

症状別にみると、いずれの変異ウイルスも、軽症・無症状の人は80%以下でしたが、中等症・重症の人は90%を超えていたということです。