ニホンライチョウが人工授精で誕生 日本初
東京・上野動物園で国の特別天然記念物ニホンライチョウが、日本で初めて人工授精によって生まれました。
上野動物園は、絶滅危惧種で国の特別天然記念物のニホンライチョウに対して、今年4月から人工授精による繁殖に取り組んでいました。
5月末に、人工授精を実施したところ、6月にメスが6つ卵を産み、孵卵器に入れて温めていましたが、17日に卵が孵化し、メスのひなが1羽生まれたということです。
人工授精によって受精したニホンライチョウの卵からひなが生まれるのは、日本で初めてということです。動物園は、ひなは孵化後、2週間程度は体調を崩しやすいため、注意深く見守っていくとしています。
写真:(公財)東京動物園協会