“ママアスリート”訴え…乳児と入国可能に
トップアスリートたちは、連日熱戦を繰り広げています。そこには、多くの“ママアスリート”がいました。
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アメリカ女子サッカー界のスター、モーガン選手は、1児のママです。27日、ソフトボール決勝で先発登板したオスターマン選手も1児のママです。開会式で「プリンセスみたい」と話題になった、カザフスタン代表のリパコワ選手も2児のママなのです。
しかし今回、ママアスリートたちの中には、ある問題が出ていました。今年1月に女の子を出産したばかりのママアスリート、トゥリアマク選手は、授乳中の赤ちゃんを日本につれていけないと困っていました。
トゥリアマク選手(32)
「半日でも娘から離れるなんて考えられない」
コロナ禍で開かれた今大会では、入国者は制限され、家族も一緒に来られないというのです。
今年3月に出産したカナダ代表のゴウシェー選手も、同じ悩みを抱えていました。
ゴウシェー選手(37)
「授乳で育てる母か、オリンピック選手か、二者択一を求められている」
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こうした選手の訴えは日に日に大きくなり、ついに─。
五輪組織委員会・橋本聖子会長
「小さなお子様、ご家族というのは、選手にとって大変重要なひとつのチーム。安心してママアスリートに来ていただける、そういう環境も整えたい」
授乳中のアスリートは乳児との入国が、可能になったのです。
マラソン女子代表のトゥリアマク選手は─
トゥリアマク選手(32)
「娘のビザが今日届きました!ゴールで待っててね」
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東京で戦うママアスリートたちの活躍に注目です。