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「墓参りは2人以上で」僧侶のツイート話題

2021年8月10日 18:36
「墓参りは2人以上で」僧侶のツイート話題

関東では今年一番の暑さとなる中、長崎在住の僧侶が、お盆を前に「墓参りは2人以上で」行くように呼びかけたツイートが、SNSで話題になっています。

■「マジです。墓参りは2人以上で」…僧侶のツイートが話題

10日は関東地方で今年一番の暑さとなり、東京・八王子で39℃、埼玉・熊谷で37.2℃など、危険な暑さとなりました。お盆の墓参りシーズンを前に、長崎・大村市にある長安寺の僧侶が、墓参りは2人以上で行くように呼びかけたツイートが、SNSで話題になっています。

「これはマジです。墓参りは出来れば2人以上で行ってください。1人で行かないほうがいい。熱中症で動けなくなると発見も遅れて危険です。墓は日陰少ないし、灼けた墓石、コンクリートで石窯オーブンです。久しぶりの墓参り、張りきって掃除すると時間も忘れやすい。休憩、水分、同伴者、お忘れなく」

このツイートは10日現在、約14万のいいね、約5万リツイートされ、「熱中症になりかけた」「ほんとその通り」などのコメントなどが多数寄せられています。

■暑さを忘れて…年配の方や一人暮らしの方は注意を

ツイッターに投稿した僧侶の吉田武士さんに話を聞くと、昨年の同じ時期に、お墓の掃除にきていたという60代ぐらいの男性が、墓地の傍らでぐったりしているところを見つけ、看病した経験があったということです。

幸いその男性は無事だったということですが、吉田さんは、「お墓掃除をしていると、暑さのことを忘れて集中してしまう。場所によっては人気のないところがあり、すぐに見つけられないことがあるので、お墓によく来られる年配の方や、お一人暮らしの方は注意してほしい」と強調しました。

さらに今年は、コロナの影響でお盆休みに帰省できない人もいるので、実家にいる家族にも、墓参りは気をつけてと伝えてほしいと話します。

■危険な暑さ…熱中症の予防対策を

熱中症で死亡する人は、猛暑となった2018年には全国で1518人にのぼりました。厚労省のHPによると、屋外で暑さから身を守るためには、日傘や帽子を着用し、日陰の利用、また、こまめな休憩が大切です。

天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控え、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分、塩分、スポーツドリンクなどを補給することが大切だということです。

熱中症警戒アラートが発表された時は、農作業は気温の高い時間帯を避け、作業前・作業中の水分、塩分補給、こまめな休憩を心がけ、吸汗速乾素材の衣服などを活用、単独作業を避けてお互いに異常がないか声を掛け合うことが大切です。

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