【天気】広範囲で雨 土砂災害など厳重警戒
■17日(火)【全国の17日の天気】
前線上の低気圧が日本海に進み、九州から東北の広い範囲で雨が降り、西日本では非常に激しい雨の降った所もありました。明け方は、三重県内で1時間に140ミリの猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が出されました。
また、11日の降り始めからの雨量は、九州北部で1000ミリを超えている所があり、長崎県・雲仙岳では午後4時までに1200ミリを超える記録的な大雨となっています。
24時間雨量(日最大値)
鹿児島県・枕崎 383.0ミリ(8月として1位)
鹿児島県・鹿児島市喜入 356.5ミリ(観測史上1位)
鹿児島県・日置市東市来 290.5ミリ(8月として1位)
鹿児島県・薩摩川内市八重山270.5ミリ
降り始めからの総雨量(11日から17日午後5時)
長崎県・雲仙岳 1213.0ミリ
佐賀県・嬉野 1170.5ミリ
長崎県・長崎市長浦岳 1153.5ミリ
宮崎県・えびの 1034.0ミリ
佐賀県・鳥栖 1012.5ミリ
福岡県・大牟田 1006.5ミリ
佐賀県・大町 1006.5ミリ
熊本県・山鹿市鹿北 1006.0ミリ
佐賀県・佐賀市 1001.5ミリ
【関東の17日の天気】
前線や湿った空気の影響で、雨が降ったりやんだりでした。弱い雨が中心でしたが、館山では1時間に20ミリの強い雨を観測しました。最高気温は、南部で25℃を超えましたが、平年より大幅に低い状態が続きました。
最高気温(前日差)
水戸 24.0℃(±0 9月下旬)
宇都宮 23.0℃(±0 10月上旬)
前橋 22.9℃(±0 10月上旬)
熊谷 24.1℃(+2 10月上旬)
東京都心 27.4℃(+5 9月中旬)
千葉 27.1℃(+4 9月中旬)
横浜 27.5℃(+6 9月中旬)
■18日(水)【全国の18日の天気】
前線上の低気圧が北日本に近づきます。18日も西日本から北日本の広い範囲で雨が降り、非常に激しく降る所があるでしょう。これまでの記録的な大雨により、西日本を中心に地盤が緩み、土砂災害の危険度が非常に高くなっている地域があります。土砂災害が多発するおそれもあり、土砂災害や低地の浸水、川の増水・氾濫に厳重な警戒が必要です。
線状降水帯が発生して暗い時間に状況が悪化するおそれもあります。最新の気象情報や自治体の避難情報に注意し、安全を確保して下さい。
18日夕方までの予想雨量
四国 250ミリ
中国、東海 200ミリ
九州南部、近畿 180ミリ
九州北部、関東甲信、東北、北海道 120ミリ
北陸 100ミリ
18日夕方~19日夕方
四国 100~200ミリ
近畿 100~150ミリ
九州、中国、東海、関東甲信、東北、北海道 50~100ミリ
予想最高気温(前日差)
札幌 23℃(-1 9月中旬)
仙台 30℃(+8 真夏)
新潟 31℃(+4 平年並み)
東京都心 30℃(+3 9月上旬)
名古屋 28℃(+1 9月下旬)
大阪 28℃(+3 9月下旬)
広島 28℃(+2 9月下旬)
高知 27℃(±0 10月上旬)
福岡 28℃(+3 9月中旬)
鹿児島 28℃(+1 10月上旬)
【関東の18日の天気】
湿った空気の影響で、にわか雨の所はありますが、久しぶりに晴れ間の出る所が多くなりそうです。最高気温は北部を中心に17日より大幅に高く、この時期本来の暑さに戻りそうです。熱中症に警戒が必要です。
予想最高気温(前日差)
水戸 32℃(+8 真夏)
宇都宮 30℃(+7 8月下旬)
前橋 32℃(+9 平年並み)
熊谷 32℃(+8 平年並み)
東京都心 30℃(+3 9月上旬)
千葉 30℃(+2 8月下旬)
横浜 29℃(+2 9月上旬)
■全国の週間
予報前線や低気圧の影響で、北日本や北陸は19日にかけて、西日本では20日にかけて雨が降るでしょう。総雨量がさらに増えそうです。災害発生のおそれが続きますので、最新の情報にご注意下さい。その後は、晴れ間の出る所が多く、残暑が厳しくなるでしょう。