全国学力テスト結果 一斉休校影響見られず
2年ぶりに行われた「全国学力テスト」の結果が公表されました。
今年の「全国学力テスト」では、去年春の一斉休校が学力に与えた影響が注目されていました。一斉休校は、感染状況によって地域で期間が違いましたが、休校期間と各教科の平均正答率を調べた結果、相関は見られず、全国的に、学力面での影響は見られなかったということです。文科省は今後も詳細な分析を続けることにしています。
また、アンケートでは、「人が困っているときは進んで助けている」との質問に「当てはまる」と回答した中学生の割合が、前回の調査から7ポイント増え、41.4パーセントと調査開始以来、最も高い値となりました。
これは東日本大震災の後にも見られた傾向で、専門家は、コロナ禍で尽力する医療従事者の姿も影響しているのではないかと分析しています。