回収対象のモデルナで死亡 因果関係は不明
自主回収の対象となっているモデルナ製の新型コロナワクチンを接種した人で、3例目の死亡者です。
死亡したのは、49歳の男性で、ステンレスの混入が確認されたロットと同じ時期に同じ工程で製造されたため自主回収となっているワクチンを、先月11日に接種し、翌日に死亡したということです。
同じロットのワクチンをめぐっては、先月、男性2人の死亡が確認されていますが、今回の3例目の死亡者も含めて、ワクチンとの因果関係は分かっていません。
厚労省などによりますと、仮にステンレスが筋肉内に注入されても健康へのリスクは低いとしていて、副反応を検討する国の審議会の岡明会長は、「使用見合わせの対象となったロットについては、死亡以外も含め、副反応疑い報告全体の状況を見守る必要がある」などとコメントしています。