“鼻出しマスク”市議 発言“許可されず”
大分・臼杵市議会 若林純一議員
「私は簡単にマスクが強要されるような、そういう社会にしたくない」
マスクから鼻を出した状態で持論を語るのは、大分県臼杵市議会の若林純一議員です。
8月、市内の中学校の周辺などでマスクを着けずにワクチン接種に反対するチラシを配ったとして、議会から厳重注意を受けていました。
その若林議員も出席した21日の市議会の委員会。
臼杵市議会 委員長
「適切なマスク着用のルールの順守をお願いします」
委員長がクギを刺す中、若林議員は“鼻出しマスク”の状態で出席していました。
質問をしようと手をあげた若林議員。しかし…。
委員長
「マスクを着用してください」
適切にマスクを着けていなかったとして、発言を許可されませんでした。さらに…。
若林議員
「発言の許可をお願いします」
委員長
「はい、許可しません。マスクを着用」
若林議員
「発言の許可をお願いします」
委員長
「許可しません」
その後、若林議員は委員会を途中で退席しました。
マスクをめぐる若林議員の行動に市民は…
市民(70)
「ちょっと信じられません。私は(マスクを)着けて歩きます」
市民(74)
「みんなで心がけて、なるべく人にうつさないようにしたらいいと思います」
議会ではマスクを正しく着用することを申し合わせていますが、若林議員は…
大分・臼杵市議会 若林純一議員
「どこまでがエチケットなのか、それがあいまいなまま、同調圧力がどんどん強くなる社会を私は非常に憂いています」
議会側は「適切に対応していきたい」とコメントしています。