眞子さまメッセージ全文 最後の公務か
秋篠宮家の長女、眞子さまが、名誉総裁を務める「国際陶磁器フェスティバル美濃」の開会式に寄せられたビデオメッセージの全文です。
本日より、「土と炎の国際交流」をテーマとし、「国際陶磁器フェスティバル美濃2021」が、開催されます。1986年以来、3 年ごとに開催されてきた「国際陶磁器フェスティバル美濃」は、新型コロナウイルス感染症の影響で一年間延期となり、このたび第12回を迎えました。
この歴史と伝統ある祭典の中心的事業である「国際陶磁器展美濃」に、今回は、過去最多の64の国と地域から、2,435作品の応募がありました。その中から、国内外の審査員による審査を経て受賞される方々に、心からお祝いを申し上げます。
「国際陶磁器展美濃」の会場には、受賞作を含め、斬新な発想による作品、繊細な作品、若手作家の情熱あふれる作品など、厳選された178点の多様なやきものが展示されています。すばらしい作品を作り出されたみなさまの、一層のご活躍をお祈りいたします。
「国際陶磁器フェスティバル美濃」では、この他にも、陶磁器をはじめとする美濃の魅力を伝えるための催しが企画されています。様々な取組に影響を受け、陶磁器関連の教育施設や研究所など美濃の地で育った人材が、ひとりひとりの個性を生かして力強く羽ばたいていくことを、期待しております。
今年のフェスティバルも、多くの方々のご努力によって準備されてきたことをお聞きしました。会場には伺えませんが、以前美濃を訪れた時のことを思い出しながら、公式サイトや図録、動画などを拝見しております。これまで、陶磁器産業の発展と文化の高揚に貢献してこられた方々、美濃のために尽くしてこられた方々に、深く敬意を表します。結びに、これからも、やきものの産業と文化、そして、それらが息づく美濃が、より一層発展していきますことを願い、開会式に寄せる言葉といたします。