阿蘇山で噴火 南東方向では降灰注意を
20日(水)午前11時43分、熊本県の「阿蘇山」で噴火が発生しました。気象庁は噴火警戒レベルを「3」に引き上げ、火口から2キロの範囲では大きな噴石や火砕流が発生するおそれがあるとして、警戒を呼びかけています。
この噴火により、火口縁上3500メートルまで噴煙が上がり、火口から2キロ以上離れていても風に流されて小さな噴石が降る可能性があるほか、火口から南東方向に火山灰が流され、20日午後6時までに熊本県の阿蘇市、高森町、南阿蘇村ではやや多量の降灰がある見込みです。
20日(水)の熊本県内は弱い北風となっていて、広い範囲に多量の火山灰が降るようなことはないとみられますが、少量の降灰は宮崎県日向市まで達する予想となっています。降灰が予想される地域では、マスクやゴーグル、タオルなどで鼻や口などを覆い、なるべく火山灰を体内に入れないようにし、外出先から帰宅した際にも手洗いやうがいのほか、髪や衣服などに付いた火山灰をなるべく室内に持ち込まないようにご注意ください。