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阿蘇山で大規模な噴火 噴石などに警戒を

2021年10月20日 12:19
阿蘇山で大規模な噴火 噴石などに警戒を

熊本県の活火山、阿蘇山で、これまでよりも規模が大きな噴火が発生しました。気象庁は、噴火警戒レベルを入山規制を示す「3」に引き上げ、火口から2キロの範囲では、大きな噴石や火砕流、風に流されて飛ぶ小さな噴石などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、午前11時43分、熊本県の阿蘇山で、これまでよりも規模が大きな噴火が発生しました。この噴火に伴い、火口から1キロ以上のエリアまで火砕流が到達したということです。

気象庁は、噴火警戒レベルを2から3に引き上げ、火口から2キロの範囲では、大きな噴石や、風に流されて飛ぶ小さな噴石、火砕流などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁は、午後1時から臨時の会見を開き、今後の火山活動の見通しなどを説明することにしています。

阿蘇山では、火口からおよそ3キロの草千里に観光施設がありますが、火口から4キロ以内に、住居や宿泊施設はなく、気象庁は、「周辺の住民が避難する必要があるような状況ではない」と説明しています。