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感染再び増加傾向 飲食店からは不安の声 連休中は“満席”も「ぱたっと客足止まっちゃった」

2022年5月13日 21:24
感染再び増加傾向 飲食店からは不安の声 連休中は“満席”も「ぱたっと客足止まっちゃった」

全国的に新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあります。ゴールデンウイーク以降、少しずつ客足が戻りつつあった飲食店からは不安の声が聞かれました。特に深刻な沖縄県では、感染拡大をうけ、利用客が激減し、連休前の半分以下に落ち込んだという飲食店もありました。

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13日午後2時すぎ、新型コロナの感染状況について、東京都の小池知事は「今、リバウンド期間でありますので、警戒期間でありますので、みなさんとともに取り組んでいく。なんとしても、感染再拡大を回避していきたいと思います」と述べました。

また、マスク着用についても言及し、「科学的知見も必要になってくる。熱中症で苦しくなるんじゃないかとか、『子供さんは大変だよね』っていう思いは共有している。統一して、政府として、ご発言してまとめていただきたい」と述べました。

その東京では13日、新たに4109人の感染が確認されました。6日の2681人から1428人増え、7日連続で前の週の同じ曜日の人数を上回っています。

東京・中央区にある飲食店の店内には、ランチに来た多くの利用客の姿が見られました。ゴールデンウイークが明けて約1週間がたちましたが、店によると、まん延防止等重点措置が解除された3月から、利用客は約4割増加したといいます。

おさかな本舗たいこ茶屋 嵯峨完店主
「このままいってくれれば、売り上げもだいぶ回復していくのかなという期待はしております」

特に連休中は、コロナ前に匹敵するほどの利用客だったといいます。今では、ようやくコロナ前の7割ほどまで回復してきましたが、東京都では再び感染者が増加傾向になっています。店主からは不安の声が聞かれました。

おさかな本舗たいこ茶屋 嵯峨完店主
「非常に不安ですよね。早く収束していただきたい」

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全国的にも感染者が増加傾向にある中、特に深刻なのが、沖縄県。13日、新たに2242人の感染が確認されました。感染者が2000人以上となるのは4日連続です。

那覇市にある飲食店は、久しぶりに制限のないゴールデンウイークの連休中は、ほぼ満席でにぎわっていたといいます。

さくらや 多田篤人店長
「遠方からお客さんも来ていただいたので、このまま元に戻るのかなという印象はあったんですけど、ゴールデンウイーク明けた途端に感染者数が一気にどっと増えたので、一気にぱたっと客足が止まっちゃった感じ。きのうも1組、2組とか…」

感染拡大をうけ、利用客は激減し、連休前の半分以下に落ち込んだといいます。

さくらや 多田篤人店長
「このまま感染者数が増える中で、宣言も何も出てないので『増えてく中で営業を続けていかなきゃいけない』という不安の方が大きいですね」

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なかなか客足が戻らず、苦境が続くところもあります。

東京・渋谷にあるラーメン店は、コロナ前は午後9時以降になると、多くの人がお酒を飲んだ後の“シメのラーメン”などとして利用していましたが、2次会、3次会を控える動きもあるといいます。

博多天神 責任者・笠川勉さん
「『まん延防止等重点措置』も何もなっていないけど、それでもやっぱ戻らないですよね」

また、利用客もコロナ前は5・6人の団体で来ることが多かったといいますが、今は2人ぐらいで来ることが多いといいます。

博多天神 責任者・笠川勉さん
「(コロナ)前と正常になれば一番いいけどね。まだまだならないでしょ」

また、“2次会”控えの影響はカラオケ店でも見られます。東京・大田区にある店では、お昼の時間帯には、利用客がコロナ前の7割ほどまで戻ってきたといいますが――

カラオケロック 大谷元昭代表
「夜の方はまだ4割ぐらいしか戻ってきてないような感覚ですね。生活スタイルが変わってきたせいなのか、わからないですが、皆さんが動かれる時間が早くなってきてしまったので」

夜の利用客は、コロナ前に比べ半分も戻っていないといいます。そのため、営業時間を短縮しているということです。

カラオケロック 大谷元昭代表
「コロナ前は深夜3時とか4時までやってたんですけど、みなさん帰られるのが早くなってしまったので、平日とかでも午前0時、遅くても1時には閉めちゃう感じに」

スタッフの人件費などの問題もあるため、特に平日は営業時間を短縮して対策しているということです。

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