×

各地で感染者数「過去最多」 発熱外来「限界を超えている」 “全数把握”も…

2022年8月3日 21:49
各地で感染者数「過去最多」 発熱外来「限界を超えている」 “全数把握”も…

3日も、各地で新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多となりました。発熱外来からは“限界を超えている”との声も上がっています。医療を守るために、改善するべきものとは…。

    ◇

3日午後5時すぎ、政府は感染状況について――

後藤厚労相
「これまでで最も高い感染レベルとなっております。基本的な感染防止策の徹底を心がけていただくよう、お願いを申し上げます」

東京では3日、新たに3万8940人の感染を確認し、前の週より1万人ほど増えています。午後5時20分時点でのNNNのまとめでは、北海道や沖縄など24の道府県で過去最多になりました。1日としての全国の感染者も24万1709人となり、過去最多を大幅に更新しました。依然、感染の高止まりが続いています。

    ◇

深刻な状況となっているのが、発熱外来です。都内のクリニックでは今――

東京ビジネスクリニック 内藤祥医師
「発熱外来の最大のキャパシティー(受け入れ可能な数)を超えてしまっている状況」

その主な原因は、“検査をするため”に訪れる人が多いことだといいます。

東京ビジネスクリニック 内藤祥医師
「『念のため検査をしたい』とか、『心配で検査をしたい』という方が多い。本来、医療というのはリスク(のある人)とか、重症化しやすい方を優先に分配されるべきですので、そういった方を選ぶこともできないくらい余裕がない」

こうした状況を改善するため感染症学会などは2日、医療機関を受診する目安を発表しました。高齢者や症状が重い場合などは「受診が必要」な人、症状が軽い人などは「急いで受診する必要はない」としています。

とはいえ、心配なのは、子供が“感染疑い”だった場合です。東京・墨田区で街の人に話を聞くと――

5歳の子供の母
「特に子供の体調はいきなり変わると思うので、やっぱり病院に行きたくなってしまうなというのはある」

そこで、墨田区では子供に特化した案内を作成しています。

墨田区保健所 西塚至所長
「必ずしも発熱=救急外来ということではなく、ご自宅で休みながら治る方法もありますと。救急外来のひっ迫をなんとか減らしていきたい」

地域の医療を守る一方で、感染者の急増に伴いひっ迫している業務があるとも話していました。

墨田区保健所 西塚至所長
「墨田区だけでも、(感染者の届け出が)1日1000件を上回っています」

日々発表される感染者数の全数を把握するため、自治体に報告する作業です。日本医師会と全国知事会は、「全数把握」の負担を減らすためにやり方を見直すよう、政府に申し入れています。