関東 17か所めのアメダス積雪深計が設置
雪の多い地方を中心に設置されているアメダスの積雪深計。関東地方では、これまで16か所のアメダスに設置されていましたが、今年11月30日から、新たに「さいたま」にも設置され、積雪深の観測が始まっています。
気象庁は、地域気象観測システム「アメダス」を使用して各地の気象状況を細かく監視しています。現在、全国の約1300か所にアメダスの観測機器が設置されており、各地で降水量や気温、風向・風速などを観測しているほか、雪の多い地方を中心に、約330か所で積雪の深さを観測しています。
このアメダスによる「積雪深」の観測が、今年11月30日から「さいたま」で新たに始まりました。関東地方では、17か所めの積雪の観測所となり、2011年11月の「つくば」以来、10年ぶりの新たな設置となります。
25日から、12月としては最強クラスともいえる強烈な寒気が日本列島に流れ込み、北日本から西日本の日本海側や山沿いを中心に大雪となるところがありそうです。
今回の寒波では、関東地方の雪は北部の山沿いが中心となる見込みですが、今後、関東で雪が降った際には、埼玉県南部の「さいたま」で積雪深の観測がされることは、雪の状況や交通機関への影響などを把握する上で大いに参考になるでしょう。
写真:アフロ