「焦げ臭い独特のニオイ」 千葉・袖ケ浦市で元日から“異臭騒ぎ” 問い合わせ相次ぐ
千葉・袖ケ浦市で元日から異臭の相談が相次いでいます。住民は“木を燃やしたような焦げ臭い”においが続いていると話しています。
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「お香をたいたような。ちょっと焦げ臭い、独特のニオイ」
インタビューに答えてくれた千葉・袖ケ浦市の住民は、ここ数日、異臭がすると話しました。
近隣住民
「元旦くらいから、木を燃やしたあとの残り香のようなニオイで」
近隣住民
「いい天気だから、お布団を干したら、寝た時にくん製のニオイ。しまったと思いました」
市によると、5日までに異臭に関する問い合わせが150件以上もあったといいます。
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その原因は、1日に発電所の燃料タンクで起きた火事でした。6日も燃料タンクから白煙が立ちのぼっていました。消防によると、火事によるケガ人はいませんでした。
発電所を管理する会社は「タンク内に貯蔵していた木材をおがくずにして固めた物が、自然に発酵して発熱した可能性がある」としています。原料に有害物質は含まれていないということです。
現在も発熱を抑制するため、窒素ガスを注入するなど、延焼を防ぐ措置をしているということです。