×

小池百合子氏に密着 現職都知事……公務と選挙活動「両立」は 【注目候補の選挙戦】

2024年6月27日 6:45
小池百合子氏に密着 現職都知事……公務と選挙活動「両立」は 【注目候補の選挙戦】
来月7日に投開票が行われる東京都知事選。news zeroでは26日から3日間にわたり注目候補の選挙戦をお伝えします。きょうは3期目を狙う現職の小池百合子氏について、公務と選挙活動の両立に密着しました。

   ◇

26日、小池百合子氏の姿は、都内の介護研修施設にありました。視察したのはここだけではなく、耐震工事を施したマンションや、河川の水門を管理する施設、さらに、コンテナターミナルと立て続けに4か所めぐりました。

東京都知事 小池百合子氏
「視察をひとつひとつ進めていくことは、質の高い都政を進めるのに必要なポイント」

“公務優先”で選挙戦に挑む小池氏。その心境を聞くと…

東京都知事 小池百合子氏(今月24日)
「街頭演説に出ますと、どういう話、話題の時にみんなよく耳を傾けてくれているなとか、現場だからこそチェック、知ることもできる。一方で毎日いろいろ決裁もあります。それもしっかりこなしていかないと、都政が滞ってしまいますから、やはり現職としての仕事を優先せざるを得ないと思っています」

実際、告示後の1週間をみると、公表されているものだけでも、選挙活動と比べて公務は多く、日によっては5つ。

関係者によると、小池氏は、告示日から来月初旬にかけて新たに約20件もの公務を急きょ、組み込んだといい、公務にまい進する姿勢を見せています。

   ◇

初当選した8年前は…

小池百合子氏(2016年7月)
「緑を着ている方も、そうでない方も、どうぞ東京を百合子グリーンに染めるまで…」

何度も街頭に出ていた小池氏。しかし、今回は…

都内を走る選挙カー(今月20日)
「小池百合子ご本人は、本日も公務のためこの車にはおりません」

限られた時間の中で、都知事選をどう戦うのか──。

小池氏が最初に街頭に立ったのは告示から3日目(今月22日)。都庁から300キロ近く離れた八丈島でした。街頭演説では、島しょ部への思いを訴えました。

東京都知事 小池百合子氏
「この島は大事。東京にとって大事!」

島内に掲示されている小池氏の選挙ポスターには…

記者
「都民ではなく“島民のために”と書いてありますね」

“島専用”のポスターを用意する力の入れようです。

さらに、翌日(今月23日)には、都心から約60キロ離れた山あいの奥多摩で演説。島や山間部も大切にしているという評判を都市部に広げる狙いもありそうですが、今後は都心でも演説する予定だとしています。

   ◇

また、都知事選では自民党からも支援を受ける小池氏。前参議院議員の蓮舫氏は、自民党の裏金事件を追い風にしようとしていますが、小池氏の周辺は…

小池氏の周辺
「自民党の問題を、都政や小池知事に持ち込むのはお門違い。蓮舫さんは、自民と小池さんをセットに見せたい。でも小池さんの問題じゃないし、小池さんはその土俵にのらないだけじゃないかな」

   ◇

都知事選には、安芸高田市の前市長・石丸伸二氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏のほか、次の方々も立候補しています。

(6月26日放送『news zero』より)

一緒に見られているニュース