“ダイエット”オンライン診療で糖尿病の治療薬処方 相談相次ぐ
ダイエット目的でオンライン診療をうけたところ糖尿病治療薬を処方され、トラブルになるケースが相次いでいます。
国民生活センターによりますと、ダイエット目的でうけたオンライン診療でのトラブルの相談が2021年4月から今年10月末までに234件あり、およそ9割が糖尿病の治療薬を処方されたことに関する相談だということです。
具体的には、糖尿病の治療薬を「ダイエット治療薬」として副作用の説明なく処方されるケースや、基礎疾患や服用中の薬を聞かれることなく処方されるケースがあったということです。
ダイエット目的で使用した場合の糖尿病治療薬の安全性と有効性は確認されておらず、副作用が出ても補償をうけられないことがあることから、国民生活センターでは、医師の説明を確実にうけ、慎重に検討するよう注意をよびかけています。