スポットワーク調査 仕事でトラブル経験した人が約半数「仕事内容が求人情報と違った」
労働組合の中央組織・連合が、15歳以上の労働者1000人を対象に行った「スポットワーク」や「すきまバイト」に関する調査によりますと、「仕事上でトラブルを経験した」と回答した人が46.8%と、全体の約半数にのぼったということです。
トラブルの内容としては、「仕事内容が求人情報と違った」が最も多く(19.2%)、次いで、「業務に関して十分な指示や教育がなかった」(17.7%)となりました。
また、トラブルを経験した人の約20%が「誰にも相談しなかった」と回答し、相談しなかった理由として、「その日限りの仕事だったので我慢すれば良いと思った」が全体の30%と最多だったということです。
スポットワークの就業環境について必要だと感じることについては、「業務内容についての十分な説明」が最も多く、世代別に見ると、10代では「悪質求人を排除するルールの整備」が全体の22.5%を占めました。
調査をふまえ、連合は「現行の法制度における規定で十分に労働者を守ることが可能なのかを検証し、ルールを整備していくことが必要」だとコメントしています。