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風営法の改正案が閣議決定 悪質ホストクラブが客に売春させる行為など禁止へ 警察庁

2025年3月7日 8:28
風営法の改正案が閣議決定 悪質ホストクラブが客に売春させる行為など禁止へ 警察庁

女性客に借金を負わせ売春などをさせる悪質ホストクラブの問題を受け、警察庁がまとめた風営法の改正案が閣議決定されました。

7日朝、閣議決定された風営法の改正案では、ホストクラブなどの従業員が客の恋愛感情につけ込んで両思いだと思わせ、「自分のために飲んでくれなければ関係が終わる」などと話して困惑させ飲食させる行為を順守事項として規制し、違反すれば指示処分の対象となります。

指示を守らない場合は営業停止や営業許可の取り消しを行うことができるようになります。

また料金を支払わせるため、売春や性風俗店での勤務、AV出演などを要求することを禁止行為とし、違反すれば6か月以下の拘禁刑、または100万円以下の罰金となります。

風俗店側が客の紹介を受け、いわゆる「スカウトバック」を支払うことも禁止し、こちらも違反すれば6か月以下の拘禁刑、または100万円以下の罰金となるということです。

さらに無許可で風俗営業をした場合の罰則を強化し、個人には5年以下の拘禁刑または1000万円以下の罰金、法人には3億円以下の罰金となります。

最終更新日:2025年3月7日 8:28