石垣島に陸自・駐屯地を開設 地対艦・地対空ミサイル部隊も配置 南西諸島の防衛強化へ
南西諸島の防衛強化の一環として、これまで一切の自衛隊基地がなかった沖縄県の石垣島に、16日、陸上自衛隊の駐屯地が開設しました。
16日に開設した陸上自衛隊石垣駐屯地は、面積およそ47ヘクタール、隊員数およそ570人で、敷地内に弾薬庫を備え、基地の警備隊のほか、地対艦と地対空のミサイル部隊が配置されます。駐屯地の司令らは16日朝、石垣市役所に中山市長を訪ね、駐屯地の開設と部隊の発足を報告しました。
一方、駐屯地前では、自衛隊配備で有事の際に島が狙われるリスクが高まるなどとして、住民らおよそ30人が抗議の声を上げました。
沖縄県内では沖縄本島のほか、すでに与那国島と宮古島に陸上自衛隊の部隊が配備されていて、石垣島への配備で離島防衛態勢の強化がさらに進むことになります。