シャンプーなど“大量廃棄”の危機…ホテルの呼びかけに“支援”拡大 沖縄・石垣島
沖縄・石垣島のホテルがツイッターで、廃棄の危機にある大量に余ったシャンプーなどを無償提供したいと呼びかけました。なぜ、こんなに大量に残る事態となったのでしょうか。
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青い海が広がる人気リゾート、沖縄・石垣島。2年前にオープンしたホテル「THIRD 石垣島」では、“ある悩み”がありました。
実は、シャンプーやボディーソープなどが大量に余り、シャンプーなどが入っているという段ボールが大量に積まれていました。しかも使用期限が「2023年3月いっぱいまで」と期限が迫り、捨てざるを得ない状況になっているのです。
でも…なぜ、こんなに大量に残る事態となったのでしょうか。
「THIRD 石垣島」古田周哉支配人
「コロナの影響でオープンが延期になってしまって」
2020年4月のオープン予定が3か月近く延期になったことや、その後、行動制限を繰り返すなどもあり、利用客が想定より少なかったことなどが原因だと話します。
そこで、今月、ツイッターで「フォロワーさまの中でもらっていただける方いらっしゃいませんか?」と廃棄の危機にあるシャンプーやハンドソープなどを無償で提供したいと呼びかけたのです。
すると、SNSには「廃棄だなんてもったいない!」「ぜひ使わせていただきたいです」という声が寄せられました。フォロワー数は投稿前に比べ、10倍以上となる12万人以上に増えました。
古田支配人は「コスト面だけを考えますと、廃棄するという判断が正しかったかもしれませんが、環境に配慮したホテルづくりを意識しておりますし、あとは沖縄県内に位置している企業が作った商品になりますので」と話しました。
今回の呼びかけは、すでに受け付けを終了しているということです。2023年1月中旬ごろに、配布する予定だということです。