SNSでのトラブルをめぐり17歳の女子高校生が殺害された事件で、逮捕された21歳の女が“言葉遣いが気に入らなかった”などという趣旨の供述をしていることがわかりました。

札幌テレビ　石黒瞳記者（14日午前8時半ごろ）
「いま内田梨瑚容疑者が出てきました。 フードをかぶりうつむきながら車へと乗りこみます」

フードの先を強く引っ張り、姿を現したのは内田梨瑚容疑者。殺人の疑いで内田容疑者と19歳の少女が、14日に送検されました。

2人はことし4月、北海道旭川市の橋から、留萌市の17歳の女子高校生を川に転落させ、殺害した疑いが持たれています。

事件のきっかけはSNSでのトラブルとみられ、内田容疑者の画像を女子高校生が無断使用したことをめぐるやりとりについて、内田容疑者は「言葉遣いが気に入らなかった」という趣旨の供述をしているということです。

現場の近くには多くの花が手向けられていました。そして、女子高校生が留萌から監禁されていたという車内の様子が明らかになりました。

捜査関係者によると、内田容疑者らが女子高校生を呼び出し合流した留萌市の「道の駅るもい」から旭川市の現場まではずっと内田容疑者が運転をしていました。

内田容疑者らは女子高校生を軽乗用車の後部座席に乗せ、その両隣にこれまで逮捕された少年や少女が座るなどして監禁をしていたことが新たにわかりました。

事件のきっかけとなったとされるSNSでの写真をめぐるトラブルでは、女子高校生は殺害される前日、内田容疑者に脅され、10万円の電子マネーを送ろうとしていたこともわかりました。しかし、送金がうまくいかず…

内田容疑者らは女子高校生を呼び出し恐喝、監禁、わいせつ行為の末に、殺害したとみられています。そのすべての事件に関わったとみられる内田容疑者。

内田容疑者が中学3年生のときの文集には、「どう、挽回するか」というタイトルで次のような文章が…

「一学期の通知表を見て衝撃を受けた」
「少し遊びすぎた結果だよと口では言えるが」
「不満やこの先の事で不安」
「今までサボッてきたぶん、人の何十倍も頑張るんだ」

警察は引き続き、殺害にまで至った経緯について詳しく調べています。