旭川17歳殺害 “監禁”車内の様子は… 逮捕の女(21)「言葉遣いが気に入らなかった」
17歳の女子高校生が殺害された事件で、女子高校生が監禁された当時の車内の状況が明らかになってきました。さらに、きっかけとなったSNS上のトラブルをめぐり、逮捕された21歳の女が「言葉遣いが気に入らなかった」などという趣旨の供述をしていることが、新たにわかりました。
記者(旭川東警察署、午前8時半頃)
「内田梨瑚容疑者が出てきました。フードをかぶり、うつむきながら車へと乗り込みます」
フードを強く引っ張り、顔を隠しながら車に乗り込む内田梨瑚容疑者(21)と、19歳の少女。ことし4月、旭川市の神居古潭(かむいこたん)の橋から17歳の女子高校生を川に転落させ、殺害した疑いで14日、送検されました。
SNSで内田容疑者の写真を女子高校生が無断で使用したことで、トラブルになったとみられる事件─。
この時のやりとりについて、内田容疑者が「言葉遣いが気に入らなかった」という趣旨の供述をしているということが新たにわかりました。
さらに殺害される前日には、女子高校生が内田容疑者に脅され「10万円の電子マネー」を送ろうとしていたということも明らかに…。
しかし、送金がうまくいかず、内田容疑者らは留萌市の道の駅に女子高校生を呼び出し、車に監禁したとみられています。
この時の車内の様子も徐々にわかってきました。
捜査関係者によると、道の駅から転落現場の神居古潭の橋までは、内田容疑者が車を運転。
女子高校生は後部座席に乗せられ、両隣には、これまで逮捕された少年や少女が座るなどして監禁をしていたということです。
“殺人、恐喝、監禁、わいせつ行為”。そのすべてに関わったとみられる内田容疑者─。
「どう、挽回するか」というタイトルの中学3年生の時の文集には、次のようにつづられていました。
(内田容疑者の文集・中学3年時)
「一学期の通知表を見て衝撃を受けた」
「少し遊びすぎた結果だよと口では言えるが、今までサボッてきたぶん、人の何十倍も頑張るんだ」
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警察は、ほかにも殺害に関与した人物がいないか捜査を進めています。
※6月15日(土)午前0時5分(金曜深夜)放送『news zero』より