キャリアアップや育児や介護との仕事の両立を目指す女性を支援する東京都の相談施設「はたらく女性スクエア」が11日、東京・渋谷区にオープンしました。

この施設では、働く女性をサポートするための相談窓口を設けていて、管理職を目指す際の不安や育児や介護、更年期など女性特有の体の悩みと仕事の両立、セクハラ・マタハラといった職場でのハラスメントなど、幅広く相談できるということです。

都によりますと、従業員の労務管理など労働相談は都の職員が対応し、キャリアアップや働く上での悩みについてはキャリアカウンセラーのほか管理職や経営者を経験した“働く女性の先輩”が相談員として対応するとしていて、この施設で解決策を見つけてもらうことを目指しています。

都では、これまで、女性の再就職支援をおこなっていましたが、いま働く女性の専門施設の設置は初めてだということです。

都の担当者は、「キャリアアップを目指す働く女性の横のつながりをつくる場所にしていきたい」と話しています。

都は令和6年度予算で女性活躍推進に関して219億円計上していて、さらに、女性活躍推進のための都独自の基本条例の制定を検討しています。