都モニタリング会議「変異株の注視必要」と指摘
東京都は新型コロナのモニタリング会議を開き、水際対策の緩和に伴い、変異株の動向への注視が必要と指摘しました。
東京都内の感染者数の1週間平均は9日時点で前週の78.3%の1770.0人となっていて、専門家は「感染者数は継続して減少している」と分析しました。
一方、ゲノム検査の結果、この1週間で新型コロナのオミクロン株の新たな別系統である「BA2.12.1」が6例、「BA.5」が3例、「BA.1」系統と「BA.2」系統の組み換え体が3例新たに確認されたと報告されました。
また、都独自のPCR検査の結果、「BA2.12.1」疑いが3例、「BA.5」疑いが2例、確認されたということです。
専門家は、水際対策の緩和に伴い、「変異株の動向を注視する必要がある」と指摘し、感染状況についての警戒レベルは4段階中、上から2番目を維持しました。
また、医療提供体制については、入院患者数が減少しているなどとして、下から2番目を維持しました。