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こどもの意見を政策に反映「こども若者★いけんぷらす」初会合へ

2023年6月16日 22:05
こどもの意見を政策に反映「こども若者★いけんぷらす」初会合へ

こどもや若者の意見を政策に反映する取り組みの運営などを行うチームのメンバーと名称が決まり、18日に初会合を行うと、こども家庭庁が発表しました。

ことし4月からこどもや若者に関する政策を決める際に、当事者の意見を聞くことが国・自治体で義務化され、実現のためこども家庭庁が立ち上げたのが「こども若者★いけんぷらす」です。

小倉こども政策担当大臣は、その運営に参画するこども・若者のチームが発足し、18日に初会合を開催することを発表しました。

小倉こども政策担当相「チームの名称ですが『みんなのパートナーぽんぱー』となりました。皆さんとともに多様なこども若者に参画いただける『こども若者★いけんぷらす』にしていきたい」

チームのメンバーは中学生から20代の社会人までの21人で、こども家庭庁は100人を超える応募者の中から地域性、性別、年代、関心分野などのバランスを考慮して依頼したと説明しています。

また、「ぽんぱー」という名称は、ポンプのように意見をくみ上げていく役割をイメージし、メンバーで決めたということです。

今後、各省庁やこども・若者が設定するテーマで意見を聞くための検討や企画、こども若者向けの情報発信などに取り組むということです。

一方、「こども若者★いけんぷらす」で実際に意見を募る「いけんひろば」については、7月下旬ごろに初回の実施が予定されているということです。

すでに、各省庁からはこどもの意見を聞きたいテーマとして、いじめ・不登校などの悩みを抱えるこどもへのアプローチの方法(文部科学省・こども家庭庁)、女子中高生の理工系進学を阻害する要因(内閣府男女局)、日本の食の今後のあり方(農林水産省)、環境問題に関する課題意識(環境省)など、20件以上のテーマが寄せられているということです。