冬眠していないクマの目撃が相次いでいます。五城目町ではおとといから3日連続で柿の木に登るクマの姿が目撃されました。付近の住民からは、「この時期は見たことない」と不安の声が聞かれました。

「でかいよかなり～」

柿の木に登る1頭のクマ。14日昼過ぎ、五城目町で撮影されました。

動画を撮影した関藤弘一さんは、15日もクマの姿を目撃したといいます。

関藤弘一さん
「この時期は、見たことないですね。撮った感じちょっと遠かったからわかんないけども、 やっぱりでもそれでも1メートル以上…大人のクマですよね、うん。撮影するときに窓開けた時にクマがちょっとこっち見た気もしましたもんね、見たなと思いましたもんね。一応ドキッとはしました」

五城目警察署によりますと、五城目町富津内では16日午前9時半ごろにも柿の木に登るクマ1頭が目撃されています。

目撃は3日連続です。

関藤さんは、自宅の柿の木を切るべきかどうか、これから家族と相談したいと話していました。

15日、クマの目撃が相次いだ県立大学秋田キャンパスの近くには16日午前、捕獲用のオリが設置されました。

また、近くの秋田北中学校では登下校の際、教員がクマよけのスプレーを携帯して付き添ったり保護者による送迎を呼びかけたりするなどの対応をとっています。

引き続き、冬眠していないクマへの注意が必要です。