東北清酒鑑評会で秋田酒類製造 吟醸酒の部で最優秀賞
東北6県の今年の日本酒の出来栄えを審査する清酒鑑評会で、高清水の銘柄で知られる秋田酒類製造の御所野蔵の酒が、吟醸酒の部で3年ぶりに最優秀賞に選ばれました。
東北清酒鑑評会は、東北6県の酒蔵の日本酒造りの技術と品質を高めようと、仙台国税局が毎年秋に開いています。
今年は148の蔵元のあわせて277点が出品され、吟醸酒と純米酒の2つの部門で審査が行われました。
高清水の銘柄で知られる秋田市の秋田酒類製造の御所野蔵の酒は、甘味や旨味のバランスと香りが高く評価され、吟醸酒の部で3年ぶりに最優秀賞に輝きました。
約60年の歴史がある東北清酒鑑評会。御所野蔵で作った高清水は純米酒の部でも優等賞に選ばれています。
御所野蔵の加藤均杜氏は「自分たちが積み重ねて努力した結果で賞が取れればいいんですけど、それを求めるというよりは、おいしいお酒をつくって日本酒のファンに楽しんでもらいたい」と話していました。
秋田酒類製造はこれまでとは違った傾向の酒づくりにも挑戦して日本酒ファンをさらに増やしていきたい考えです。
吟醸酒の部では最優秀賞に次ぐ評価員特別賞に、雪の茅舎で知られる由利本荘市の齋彌酒造店の酒も、3年ぶりに選ばれ表彰されました。