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融資を受けるために手数料が必要…由利本荘市の80代男性 現金約300万円の詐欺被害 にかほ市でも50代男性が約200万円の暗号資産をだまし取られる被害に

2024年10月10日 18:15
融資を受けるために手数料が必要…由利本荘市の80代男性 現金約300万円の詐欺被害 にかほ市でも50代男性が約200万円の暗号資産をだまし取られる被害に
融資を受けるための手数料として、由利本荘市に住む80代の男性が、現金300万円あまりをだまし取られました。

由利本荘警察署の調べによりますと、先月中旬、由利本荘市に住む80代の自営業の男性の自宅に「中小企業経営力強化資金特別融資」などと記載された文書がFAXで届きました。

男性が電話で500万円の融資を申し込んだところ、「契約事務手数料と特約担保金を支払ってください」と、相手から指示されたということです。

指示に従うと、「振り込み額が間違っていたのでもう一度振り込んでください。間違って振り込んだお金は後で返します」などと言われ、男性は7回にわたり、合わせて約305万円を指示された口座に振り込み、だまし取られました。

9日、男性が再び金融機関に現金を振り込みに訪れた際に、職員が不審に思って警察に連絡し、被害が判明しました。

また、にかほ市に住む50代の男性は今年6月SNSの旧ツイッター「X」で女性を騙る人物とやり取りを始め、その後、無料通信アプリ「LINE」でやり取りするようになりました。

相手に親近感を持った男性は相手から「暗号資産でお小遣いを稼いでいる。お金がたまったら旅行に行こう」などと言われ暗号資産のサイトに登録して運用を始めました。

男性が指示どおりに登録した暗号資産を引き出そうとしたところ“カスタマーセンター”から「利益を引き出すためには手数料が必要だ」などと言われ、男性は指定された口座に7回にわたり197万円分の暗号資産を送金しだまし取られました。

警察ではこのような手口の特殊詐欺に注意を呼びかけています。
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