二十歳の集い 県内5つの市でも 若者たちが抱負語る
13日は成人の日です。県内では12日に5つの市で二十歳を祝う式典が開かれました。友人と久しぶりに再会し、二十歳の節目を迎えられたことを喜びあった若者たち。これからの人生を力強く歩んでいくことを誓い合いました。
晴れ着姿に身を包み、人生の節目を迎えられたことを喜び合う、多くの若者たちの姿がありました。
12日秋田市で開かれた「二十歳のつどい」。2004年度に生まれ、今年度中に二十歳を迎える2518人が対象で1770人が出席しました。
式典で穂積市長は「みなさん一人ひとりがふるさと秋田への誇りと愛着を胸に、これからの秋田の担い手として活躍してほしい」と激励しました。
また、出席者を代表して岸英介さんと小野すみれさんがこれまでの感謝の気持ちや今後の抱負を述べました。
●岸英介さん「私たちは数多くの困難を経験してきましたがその中でも強く印象に残っているのは、新型コロナウイルスだと思います。中学校の卒業式では校歌を歌わずに卒業し、高校では修学旅行の規模が縮小して旅先が県内になるなど、新型コロナウイルスによる影響を強く受けました。そんななか、人生の節目である二十歳のつどいを無事に開催できることを大変うれしく思います」
●小野すみれさん「当たり前ではないこの幸せをかみしめ、これからは私たち若者の力で、明るい未来を構築してまいります。心の豊かさを大切にすれば、きっと人生は明るいものとなることでしょう。心の目でしっかりと見つめ、これからの人生をまた一歩ずつ歩んでいきたいと思います」
12日は鹿角市と男鹿市、由利本荘市、にかほ市でも二十歳を祝う式典が開かれました。 すでに18歳の成人を迎えてはいますがやはり二十歳は人生の大きな節目。
今の気持ちや今後の目標などについて聞きました。
「もっと大人なイメージがあったんですけど、自分があまり大人になれてないんじゃないかなって思います」
「あっという間過ぎて、全然二十歳になった気分がないんで、まだ学生だから、大人の気分じゃないから、まだ実感わかないです」
「実感わかないです」
「今看護学校に通っていて看護師になる予定なので、秋田が今いろんな問題があると思うんですけれども、力になれるような看護師になりたいなと思います」
「私も今保育の大学行ってて、保育者さんになりたいので、秋田は子ども少ないから、その中でもいかにその課題を乗り越えていくかっていうのを考えていきたい」
「社会人として、一人前なれるように、頑張りたいです」
「知ってる顔とか見て、変わったなっていう人もいるし、変わってないなっていう人もいて、見られて感慨深いというか。」
「正直、二十歳になったっていう自覚はあんまりなくて、成人式(二十歳のつどい)にきてやっと二十歳になったんだなっていう心が芽生えたみたいな感じです」
「自分は誕生日が8月なんですけど、誕生日の時に成人になったっていう感じがあまりしなかったから、この場でそういう気持ち感じられてうれしい」
「(将来は)税理士になりたいなと思っててそれに向けて勉強してる感じなんですけど、それ叶えられたらいいなと思ってます」
「(将来について)そこまで考えてないですけど、まあでも今まで20年間ここで育ってきたんで、これからもいい街であってほしいなとは思っています」
「両親が二十歳になるまで大切に育ててくれたので、これからもたくさん学んで、健やかに、成長していきたいなと思っています」
母親は「きょうという日を無事に迎えることができてとても安心しているのと、とてもきれいなので、それがうれしいです」
「ここまでたくさん愛情を受けて、育てていただいたので本当に、ありがとうという気持ちですごくうれしい気持ちでいっぱいです」
「ずっと育ててくれて、大学にも行かせてくれて、本当に、迷惑かけたと思うんですけど、無事に二十歳迎えられたっていうのは、本当お父さんお母さんのおかげなので、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします」
「生まれてから20年経ちましけど、その間すごく苦労を掛けたと思ってて、今後親孝行していきますので今までありがとうございます」
「人生20年生きてきて、親にお金と時間をいろいろかけてもらって、生活してきましたけど、これからまあ自分も親孝行という形で何かかえせればいいなと思っています。ありがとうございます。」
新たな門出を迎え、感謝の気持ちと決意を新たに、若者たちはこれからの人生を力強く歩んでいくことを誓い合いました。