マンホール内で作業員3人が死亡した事故から2週間 警察が当時の状況を再現し捜査する方針 業務上過失致死の疑いも視野に
男鹿市で下水道管の復旧工事をしていた作業員3人が死亡した事故から、21日で2週間です。
警察が、当時のマンホール内の状況を再現する捜査を行い、酸素濃度の変化や、有毒ガスの発生状況を調べる方針であることが新たに分かりました。
今月7日、男鹿市脇本樽沢の県道にあるマンホール内で復旧工事を行っていた男性作業員3人が死亡した事故は、下水道管に水を流す通水試験の直後に起きました。
事故のあとの県や警察などの調べでは、マンホール内と下水道管をつなぐバルブから水漏れが起きていたことが分かっていて、通水試験前には確認されなかった有毒ガス・硫化水素が検出されています。
警察は、下水道管に水を改めて流して、当時のマンホール内の状況を再現する捜査を行う方針で、酸素濃度の変化や、有毒ガスの発生状況を調べることにしています。
復旧工事では、本来、マンホール内での作業は必要がない通水試験が、男性作業員1人がいた状態で行われていて、警察は業務上過失致死の疑いも視野に入れて捜査を進めています。