秋田県の除雪事業費 11億円余り不足する見通し 降雪量が平年に比べ多く除雪機や燃料費高騰の影響 当初予算は59億円
価格高騰の波が県の除雪費にも影響を及ぼしています。
平年を上回る降雪量に加え除雪機や燃料費などが高騰し、県の除雪事業費が当初予算から11億円余り不足する見通しであることがわかりました。
これは12日の県議会の建設委員会で明らかにされたものです。県は今年度の除雪費について59億円を当初予算で、計上していましたが11億6000万円が不足しているとして補正予算案を県議会に提出しています。
県によりますと今シーズン降った雪の量=累積降雪量は、先月25日時点の県全体の平均で、423センチと過去5年の平均と比べ2割程度増えています。
秋田市は219センチで過去5年の1.5倍以上にのぼっています。
こうした状況に加えて除雪機や燃料費などが高騰し、今シーズン、県が管理する道路の除雪事業費は約70億6000万円と見込まれています。
また、秋田空港の累積降雪量も過去5年の平均と比べて1.5倍に増えています。大館能代空港とあわせた追加の除雪費4100万円も補正予算案に組み込まれました。
価格高騰の波が県の除雪費にも影響を及ぼしています。